【初心者向け】音叉のチューニング以外の使い方は?アコギ上達の活用方法を伝授!

こんにちわ
今ではもうほとんどのギター、ベース奏者も使っていない「音叉」のとても素敵なお話をしたいと思います。

電子チューナーは、ライブで曲と曲の間でさえ話しながら、あるいはたくさん音のなるリハの時でさえ、完璧な仕事をしてくれますから、こんな便利なものはありませんけど・・・・・。

「目で音を確認する」電子チューナーは便利さを追求したもの

「耳で音を確認する」音叉は音そのもの(純音)を追求したもの

今日はそんな「音叉」の面白い、しかもアコギ上達のためになるお話したいと思います。

 

音叉を使っているうちにより細かい弦の音に集中できるようになった

 

音楽に一番大切なものはやっぱり「耳」です。

音叉は耳を使いギターの音(ハーモニクス)と音叉からでる振動(440Hz)の二つの振動の揺らぎを聞き分け合わせていくものなんです。

最初は音叉の音さへまともに出せなくて、太もものひざに近いあたりをトントン叩いて、ひざを直接叩きすぎて痛くなったり(笑)しました。

それから耳の穴に入れたり、歯でくわえたり、叩き方が弱くて、音合わせが出来るほど、長く鳴らなかったり大変でした。

やっとポーンと音が出るようになっても、音叉の音が短かったり、ギターのハーモニクスが綺麗にならなかったりと課題満載のチューニングでした。

特に音叉を使う時、音叉もギターも音が小さいので、ものすごく耳が集中してました

周りの音が聞こえなくなるくらい集中していると、そこには何か違う世界がありました。

イメージなのでどんな世界とは上手く説明できませんが、五感の中で聴覚だけを研ぎ澄ませた世界とでもいうのでしょうか。

その集中力が音に対する感覚をものすごく養ってくれたと思います。

それがギターの上達につながったと思います。

 

●これから曲を耳でコピーすることがあるかもしれません。

●人の楽器のチューニングが悪いことがわかるかもしれません。

●電子チューナーでも弾いているうちに音はズレて来ます。

 

その時にちゃんとわかるようになるかもしれません。

楽器を弾くということは、コードやスケールを弾く以上に、

美しい音を出すということなのです。

その補助をしてくれるものの一つが音叉というわけです。

 

そこがわかりだすと、アコギは必ずうまくなっていきます。

 

音叉を使っているうちにチューニングが上手くなって行った

 

音叉活用法は、時々この音叉でチューニングするくらいでいいと思います。(笑)

電子チューナーはまず耳に集中することはありませんから。

 

 

高校の時、弾きたいジャズの一人弾きがあって、一年かけてコピーしました。

ジョーパスという人のギターです。当時はまだ楽譜がでていなかった。

僕の耳は右利きらしく、カセットデッキから出てくる音に対していつも右側で聞いていました。

それを一年でやっとできた頃、学校で聴力診断があって、僕の右耳はずば抜けていました。

大体ジャズギターコードは4音で一番低い音はコードのルート(ベース音)なので、上と下の音をつかまえてフレット位置を決定していくんです。

それを延々と聞いてコピーをするのです。

音叉を使っていたお陰で、聴くということが身についていたので、きっとそれできき耳が発達したのだと思っています。

音叉でチューニングする手順

一応音叉の使い方も載せておきますね。

  1. 椅子に座って、まずギターを膝に乗せる
  2. 右手の人差し指と親指で音叉の短い杖を摘むように掴む
  3. ひざのあたりを音叉で軽く叩くようにして音叉を振動させる。(振動させると言ったのはこの段階では音はかなり小さいからです)
  4. その音叉を歯で咥えると頭蓋骨に響き渡ります。
  5. 5弦5フレットのハーモニクスをポーーンと鳴らす。
  6. ウィンウィンウィンウィンウィンとうねりが聞こえてきます。
  7. このウィンウィンと言ううねりが早くなっていく方へペグ(糸巻き)を回します
  8. 最後にウィーーーーーーーーーと一直線になります。うねりがなくなるのです。
  9. それで5弦のAと言う音のチューニングが終わりです。
  10. あとは開放弦合わせ(上述)のチューニング方法で全部の弦を合わせる

右手と左手をうまく使えば、歯にくわえなくても大丈夫です。

 

まとめ

今回は

  • 音叉を使ってギター音楽耳をよくする

と言うお話してみました。

音が芯から聞こえるようになると、自分で出している音が美しいのかどうかの判断がだんだん出来るようになって来ます。

でもそれはやっぱり修練から来るものです。

するとアコギではあってもみんな個体差がありまして、

「こいつはこんな風に弾くといい音が出る」とか

「なかなか強情なやつだな」とか

そんなイメージでアコギと対話をすることが出来るようになるんです。

僕らギタリストは、マイギターをどこか擬人化してしまうのはそんなところにあるんですね。

アコギを弾く皆さん、良い音、美しい音を出すことをいつも頭の隅っこにおいて練習して下さい

コードフォームが少しずつ手に入ってきたら、自分の音を意識しながら弾いてみてください。

意識するとしないとでは雲泥の差です。

 

なお、音叉は1000円前後で買えるものなので、絶対必要と言うわけではありませんが、良かったら一つそばに置いておくのもいいと思いますよ。

それではまた。

 

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

皆さんのギターライフが今日よりも明日もっと素敵になっていますように

 

 

 

 

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