試奏に選んでくれたアコギを店員さんがチューニングしてる時って、ものすごくドキドキしませんか?
それを渡される前に、じゃんじゃんと軽く弾かれたりされると、「おーすげー」とか思ってちょっと臆しちゃいませんか。
ギターショップに入るのさえ、初心者の方は結構緊張しますよね。
期待と不安でいっぱいです。
そんな状態でアコギを買うわけですから、何かしらの選ぶポイントが自分なりに欲しいですよね。
そこでこの際、自分で選ぶということを考えずに、専門家の知識を上手に使うこと考えてみましょうということです。
つまり店員さんですね。
彼らの知識を使って失敗しないアコギ選びをする。
その時にどんな質問を持っているかで、店員さんの知識をどのくらい引き出せるかが変わってきます。
そのコツをいくつか紹介します。
目次
【初心者向け】失敗しない初めてのアコギの選び方をわかりやすく解説!
アコギ購入時は、たくさん並ぶギターの中ではもちろん迷ってしまうと思います。
その中から自分の1本を決めるわけですからね。
数年あるいはもっと長い時間、同じ時を過ごすわけです。
最良な方法でその1本に出会うために、初心者の方にちょっと面白い方法をお伝えしようと思います。
初心者はアコギ選びより店員選びから
まずどんな質問が浮かぶか考えてみてください。
何も知らない時に出てくる質問はとても大事です。
予備知識として下に掲げたアコギのパーツの名称を覚えると購入時には役立ちますよ。
- ボディ (一番大きい体の部分)
- ヘッド(一番天辺の弦を巻くところ)
- ペグ(糸巻き)(弦をクルクルと巻くところ)
- サウンドホール(ボディーの真ん中についてる丸い穴)
- ブリッジ(サウンドホールの後ろについていて、弦を止めるところ)
- ネック(ヘッドとボディーを繋ぐ細長い部分)
- フレット(ヘッドとボディーを繋ぐ細長い部分に打ち込まれた鉄)
そんなにたくさんあるわけではないので、このくらい覚えておけば大丈夫です。
店員に投げる8つの質問を考えてみました。
1 初心者はどのくらいの金額のアコギがいいのか?
初心者であれば、1万から3万円くらいが目安かなと思いますが、正直いうとアコギの金額と弾きやすさは大体比例します。
2 アコギとはどの辺に差が出るのか?
ずばり1フレットの弦の高さです。
店員さんに2〜3本アコギを選んでもらって、1フレットでFコードを弾いてもらい弾きやすさの感覚値を聞いてみて下さい。
3 中古アコギはどうですか?
3万円なら定価5万円以上の中古が買えます。
それはレベル的には一つ上のランクです。
上のランクはいろいろな部分で(糸巻きや木の材質など)いい素材を使っています。
弦もネックやボディーに馴染んでいるので、丁寧に探せばかなり弾きやすく良いものは見つかります。
4 弾きやすいアコギとはどういうものか?
最終調節は人の手で行われる以上、アコギも一つ一つ個体差はあります。
そして一番触れている部分はネックです。
手のひらの形は本当に皆さん違いますから、正解はありませんが、ネックを握った時、しっくりとくるものがあるんです。
僕はここが一番大切で自分にとっての弾きやすいアコギになるのだと思います。
5 弾きにくいアコギはどういうものか?
弦がフレットから離れているアコギです。(弦高が高いと言います)
ネックが悪い角度でボディとくっついていると言うことです。
6 ギターをやめてしまう原因はギターにもあるのか?
僕の感覚値ですが、10人中9人はそこに原因があると思います。
Fコードが押さえられない原因の大きな一つだとも思いますね。
7 ダメなアコギの特徴は?
ダメなという言い方には語弊があるかもしれません。
メーカーがコストを押さえ、なるべくたくさんの方々に手にしてもらおうとする商品。
これはやはり初心者にとっては危険な買い物になるかもしれません。
そこを店員さんに教えて欲しいですよね。
8 いいアコギの特徴は?
触ったり握ったりした時にしっくりと優しいです。
店員さんは素人だと、適当に対応されるケースはあります。
それは適当というより、話しても分からないだろうなということなんでしょうけど。
それでも難しい言葉を入れず噛み砕いて話してくれる素敵な店員さんもいらっしゃいます。
ギター情熱の10のサンプル
- 〇〇という曲を弾きたい!
- 彼女に曲を作りたい!
- 文化祭で弾きたい!
- 弾き語りをしてみたい!
- 友達のギターに感動した!
- 今やらなければできないと思った!
- 楽器のできる人に憧れている!
- 上手じゃない人でもライブができるのを知った!
- 打ち込みたいものが欲しい!
- ギター弾きはかっこいい!
これは単なるサンプルなのでこうである必要は全くありませんが、大体この辺りが一般的かなと思います。
これに対して、もう一階層、物語があると店員の気持ちが動くかも知れません。
例えば、「なぜその曲を引きたいか」とか「なぜ彼女に曲を作りたいか」とか「友達のギターにどう感動したか」等々ですね。
店員さんと仲良くなるコツ
初心者のお客さんに対して通り一遍の話してる店員さんは、そういう自分の対応にも時々退屈しています。
自分が〇〇のようなギターを弾きたいと話すと、たまたま店員さんが練習していた曲で急にウキウキして僕の前で弾き始めました。
彼のギターはミスもありましたが、ちょっと照れながら、この曲を弾く時はこんなギターが…と饒舌に話してくれました。
すぐに友達のようになって、その店によく行くようになり、今の僕のギターの知識の根底はその人からいただいたものですね。
そして店員さんのギターに対する愛を感じてください。
予算の提示は早めにした方が良いでしょう。
初心者であれば、上限をだいたい決めておけば店員さんは話しやすくなります。
それと自分が将来求めているギタースタイルとか好きなギタリスト(シンガー)とかを話すと店員さんは結構ピンと来て求めているものを探して来てくれます。
まとめ
今回は
- ギター店員に投げる8つの質問
- ギター情熱 10のサンプル
- 店員さんと仲良くなるコツ
- 初心者がギターを諦めてしまう10の理由
ちょっと違った角度からアコギ購入のヒントを書いてみました。
専門家の知識はとても奥が深いです。
店員さんは毎日ギターを触って弾いて感じています。
初心者の方が自分の経験値を増やすのには、専門家にある体験を、擬似体験することだと思いまとめてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんのギターライフが楽しくなることを祈って。